馬の心を制御する方法#17好ましくない行動を迅速に改善する技術

こんにちは、Sazamiです。

 

今回は、好ましくない馬の行動を迅速に矯正させる方法です。
 

ではいってみましょ(/・ω・)/

 

ミラー博士は、国際的に知られている馬の行動についての専門家であり、「生まれたばかりの仔馬の刷り込みトレーニング」を始めとする書籍および論文の著者である

 

馬は、しばしば好ましくない行動を起こす。それは、人間にとって子もましくない行動、という意味である。馬にとってその行動は妥当なもの、あるいは満足感を与えるものである可能性がある。

好ましくない行動は、条件反射として固定化させることが多い。というのは、そのような行動の結果、ある種の強化が起こるからである。強化は、肯定的である場合も否定的である場合もある。

いづれにしても、その強化によって馬が快楽を感じる場合、その行動は繰り返され、やがて習慣化された条件反射となる。忘れてはならないのが、犬や人間の子供と同様、馬の場合も、罰などの否定的な反応は時として報酬(注意を向けられる)を意味することがあるという事実なのである。

 

多くの好ましくない行動は、注目してもらいたいために行われる。罰を与えると、好ましくない行動が更に悪化するのは、そのような理由があるからである。私は、一般的に馬が罰そのものを意識しはするが、その罰を人間の行動と関連付けない方法で罰(不快感)を与えるのが最も良い、と考えている。

 

例えば、幼い仔馬が私の手や体を口で触るのを禁止するために、仔馬の鼻端で指を鋭くパチンと鳴らすようにしている。指を鳴らすときは、仔馬を見ないようにし、手も腕も動かさないようにする。

そうでないと、仔馬は、好ましくない行動と人間の動きをすぐに結びつけてしまうのである。私は、手や腕を動かす代わりに、単に仔馬の鼻端でパチンとやる。私は、人間に触ると電気ショックを受ける、というような反応を仔馬が起こすことを望んでいるのである。私の対処法のタイミングが良く、それが一貫して行われる場合、仔馬は私を鼻で擦ったり、咬んだりする欲望(仔馬が成長したとき、公開することになる習慣)がなくなってしまう。

 

馬はすぐに学習するので、条件づけられた悪いマナーは様々な形態をとることになる。

それらの行動は、伝統的に『悪癖」として呼ばれている。悪癖は「鞍を付けたときの悪癖」あるいは「固定的な悪癖」(乗り手が騎乗していないときの悪癖」に分類されている。

獣医学の本『ホースマン百科事典』(A・S・バーンズ・アンド・カンパニー社が1946年に発行)

では、それらの悪癖が以下のように細分化されている。

固定的な悪癖

固定的な悪癖は、蹴る、群れる、さく癖、空気を飲み込む、拘束されたときに紐を引く、馬房あるいはトレーラーから急いで後ろ向きで出る、毛布を裂く、蛇行する、頭に触れるのを嫌がる、木を咬む、馬房を歩き回る、前脚で各、地面を掘る、鞍を付けられたとき、あるいは乗馬されたときに落ち着かなくなる、誘導されるのを拒む、などである。

鞍を付けたときの悪癖

この悪癖は、後ろ足で立ち上がる、逃走する、馬房を離れるのを拒む(バーンサワー)、緩いペースの速歩で歩く、斜歩する(ハミを付けたときに頭と首を過度に曲げる、群れに居たがる(仲間から離れるのを拒否する)などである。

いわゆる悪癖と呼ばれているこの大半は、馬が望ましいものとして認識したときに条件反射となる可能性がある。そして、その報酬である快楽は、人間の目に見えにくい場合がある。例えば、前述した罰は、馬にとって望ましい注目を与えることがあり得るのである。

 

空気を飲み込むなどの困った癖の場合は、心理的な報酬が存在する可能性がある。
さく癖は、一見して無意味な行動を繰り返す形態の癖で、まとめて「ステレオタイプの行動」あるいは「ステレオトピー」と呼ばれている。

タフツ大学の研究では、そのような行動(一般的に何らかのストレスに対する反応)によって麻薬に似た物質(エンドルフィン)が体内で合成されることが明らかになった。

馬の体の中で合成される遠藤フィンに対するものが、ステレオタイプの行動にを継続させるのである。

ところで、馬のさく癖を開始と最も関連性の高いストレスは、閉じ込めることである。草を食べ、驚きやすく、ほかの動物の捕食対象となる馬は、とりわけ、多くのスペースを必要とする。

馬房その他の狭い空間に閉じ込められることは、特に若い馬や経験のない馬にとっては、心理的なストレスになる。エンドルフィンの合成を促すステレオタイプの行動は、馬を閉じ込めた結果、発生するものと思われる。閉じ込めることによって発生する類似のステレオタイプの行動は、次の動物にもよく見られる。

 

かごに入れられた鳥が羽をむしる行動、退屈した犬が股端に皮膚炎を起こすこと、猫が尾をしゃぶる行動、動物園のオリに閉じ込められた動物がオリの中を歩き回る行動、などである。

逃走する動物である馬が、閉じ込められることによる影響を最も受けやすいのは、理解できるところである。

例えば、自分の皮膚を咬む、大量の水を飲む(多渇症)、砂あるいは異物を食べる、(異食症)、脚に重大な怪我を負うまで馬房の壁を蹴る、などの行為である。

若い馬の中には、身体的あるいは、心理的なストレスを受けていないのに、ほかの馬の行動を真似て、ステレオタイプの行動を始めることがある。

その模範的な行動は、相互模範的行動と呼ばれている。

相互模範的行動は、多くの動物にみられる。しかし、それについては後程、説明することにする。

というのは、相互模範的行動は好ましくない行動と共に、好ましい行動を起こさせる際にも利用することができるからである。ここでは、若い馬が策癖があると確認されている馬、あるいは、行動に欠点がある馬から遠ざけておくのが賢明である。と言うためだけにとどめておく。

馬の好ましくない行動パターンに対処するには、いくつかの方法がある。それらは、下記のとおりである。

1、行動を無視する

これは最善方法になる場合がある。その行動が条件反射になっていない場合、特にそうである。少なくとも、最初はそのような行動を無視することで、否定的な強化を与えることを回避することが可能である。

2、相容れない行動の条件付けを行う。

これは、調教師が、臆病、斜行などの鞍を付けたときの悪癖に対処する際によく用いる方法である。乗り手は、好ましくない行動が発生するたびに、馬を回転させ、後躯を自由にして、小さな円を書かせるのである。そのような行為によって好ましくない行動が制限されることが多い。だが、乗り手には、技術と機敏さが求められる。つまり、熟練したホースマンでなければ、効果が上がらないのである。

3、好ましくない行動が発生したら、即座に罰を与える。

その際には、前述したとおり、馬が罰そのものを認識することが理想的である。罰を与えるときに、人間はその罰とは無関係であるという認識を馬に持たせることができれば、我々は馬との関係を損なうに好ましくない行動をやめさせるばかりではなく、実際には馬との信頼関係を強化することが可能となる。それをどのように行うかについての事例は、後程説明する。ここでは、まず反対条件づけについての概念を理解することから始めよう。

というのは、我々は、最初にその技術を使用することになるからである。

特定の好ましくない行動を排除するため、我々は、その行動が起こる度に馬の気を散らす不快な刺激を与えることによって、反対条件付けを行う。その技術を正しく使用すれば、驚くべきスピードで馬の行動を修正することができる。

次の記事では、馬の一般的な悪癖を取り上げ、それをどのように修正するのかを例に取り上げて説明する。

今回はここまで

次回「悪癖を正す方法の例」

絶対に見てくれよな(´・ω・`)

 

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