馬の心を制御する方法#16馬の行動を迅速に改善する4つの方法

こんにちは、夜型生活に徹しているSazamiです。(4~5年先じゃないと無理)

この記事は「馬の心を制御する方法(1997/10/6~11)」の資料をもとに作成しています。

基本的に原文のままですが、若干茶番が入ります。ご了承ください。

今回は、馬の行動を迅速に改善する4つの方法です。

ではいってみましょ(/・ω・)/

この記事はロバート・Mミラー博士の記事である。

ミラー博士は、国際的に知られている馬の行動についての専門家であり、「生まれたばかりの仔馬の刷り込みトレーニング」を始めとする書籍および論文の著者である

1、条件反射

馬のトレーニングは主に、条件反射を確立することで構成されている。条件付けは刺激に対する反応が強化によって次第に固定化されていく過程である。

強化は、刺激が認識された後に行われる。強化は、ある物事に対する快楽、あるいは不快感という形態をとることができる。(報酬あるいは罰)

快楽や不安感とは、身体的あるいは心理的に快楽や不安感である。

身体的な快楽といえば空気、食料、畜舎、馬の手入れなどに関連する快楽である。また、身体的な不快感は、痛み、労働、不快な高低温、あるいは何かで突かれる、たたかれるといった刺激である。なお、人間は不快な刺激を快楽としてしばしば受け止めることもある。

一方心理的な快楽とは、褒められること、緊張感が和らげる音、心が和む風景などである。心理的な不快感が存在するのは、恐れや叱責などが含まれる。

馬に心理的な不快感が存在するのは、その不快感が心理的な不快感を引き起こす可能性があるからである。従って、馬が恐れ(心理的な不快感)を抱くのは、痛み(身体的な不快感)が発生する可能性があるときだけである。最終的に我々が強化に利用するすべてのもの――例えば、「報酬と罰」、「楽しみと痛み」、「恐れと安心感」--は、単純に「快楽」と「不安感」に分類することができる。それらは、我々が馬の条件反射を確立するために使用する道具なのである。

条件反射の更なる分類は、恐らく、特定のホースマンの能力、あるいはそのホースマンの手法の有効性とはほとんど関連性を持たない。ここで、そのような分類を行っているのは、科学的な興味を満たすために過ぎない。

古典的な(反応的な)条件付け

この条件付けは、よく知られたバブロフの理論によって説明することができる。バブロフは、2つの関連する刺激を、その中の1つの刺激がもう一つの刺激と同様の反応を引き出すようになるまで、与え続けたのである。例えば、彼は餌とベルを使って、実験用の犬に条件反応を確立させたのである。最終的に犬はベルの音を聞いただけで唾液を出すようになった。流延は条件反射であった。条件付けがされていない刺激(食料)を省略すると、最終的には条件反射は徐々に消滅することになる。(犬はベルの音を聞いても、唾液を出さなくなる。)

オペラント(道具的)条件付け

ここでは、強化は好ましい行動に発生したときのみに行われる。例えば、手綱を引いたときに後退することを馬に教えているとしよう。手綱を引くと、馬は不快になる。そこで、馬はとりあえず一歩後退することになる。そうなったら、手綱は圧力を直ちに緩めて馬に報酬を与えるようにする。その報酬は身体的な快楽である。その際、1分間何もしないでいることにより、馬に追加の身体的快楽を与えることが可能である。休憩は追加の報酬となるのである。その時、馬を軽く撫でて、「いい子だ」と言うといい。遅かれ早かれ、その言葉は馬にとって「受け入れられた」あるいは「褒められた」ことを意味するようになる。その場合の報酬は心理的な快楽である。

一般的に馬は、3つの同一の感覚的経験によって学習する。

やがて、手綱が引かれると、馬は即座に一歩後退するようになる。その反応が条件づけられたら、ほかの報酬(休憩と愛撫)を与えることを中止すべきである。そうしないと馬はその報酬に期待することになる。

手綱を引くと馬が常に後退するようになったら、さらにもう一歩後退することを要求する。その際は、馬がもう一歩後退する前に、時間的な間隔を置かなくてはならない。その後は、後退する歩数を増やすと共に、一歩毎の時間的感覚を短くすることができる。そのプロセスは、逐次近似法と呼ばれている。

最終的に達成される目標は、オペラント条件付けのドラマチックな例となるだろう。つまり、手綱を僅かに引くだけで、馬は後方に速足で移動するようになるのである。

古典的な条件づけとオペラメント条件付けにおいては、条件付けを一貫性のある確固としたものにするため、強化を行わなくてはならない。この2つの条件付けの主な相違点は、前者が自動的かつ非自発的な反応であるのに対し、後者は故意かつ自発的な反応である点である。いづれのケースにおいても、反応は最終的には習慣となる。

しかし、どちらの反応も徐々に獲得されるので、有能なホースマンになるためには忍耐が必要となる。

ホースマンに求められるもう一つに資質は、知覚力である。というのは、強化を迅速に行えば行うほど、(即効性と呼ばれるコンセプト)馬の行動の条件付けを早く行うことができるからである。強化の程度も、条件付けの速度に影響を与える要素の一つである。快適あるいは不快感の程度が大きいほど、行動がより促進される。あるいは、抑制されるのである。

馬の条件反応に関しては、よく訓練されたカッティング・ホース(群れから牛を分けるための調教を受けた動きの速い乗用馬)の行動ほど劇的な例はない。

すべてのホースマンは実地であれ、映像であれまた、どのような乗馬教義を持っていようとも、カッティングホースを観察すべきなのである(日本にはあまりいないかもしれない)

我々が説明してきたウマ科のユニークな才能を証明するのに、カッティング・ホースほど適した存在はいない。

カッティング・ホースは馬を追い抜いて戻ろうと必死になっている牛の動きをブロックする調教を受ける。牧場の経営に携わっている人々は、そのような馬を使用して、特定の牛を群れから引き離すのである。

カッティング・ホースはまず、手綱に良く反応するように調教される。その後、動きの遅い牛、あるいは、今日であれば電子的、機械的に作動する模擬牛を使用し、牛の動きに反応するよう、段階的な条件付けを行うのである。最終的には、牛のあらゆる動きが馬のより大きな(そしてより速い)動きを誘引し、馬を追い抜こうとする牛の動きを友好的にブロックするのである。

よく調教されたカッティング・ホースの乗り手は、非常にわずかな手綱の操作で、馬の条件反射を引き出すべきである。カッティングホースの競技の際、乗り手は当初、群れから引き離すべき牛を特定するために馬を誘導する場合を除き、目に見える形で手綱を操作するとぺナルティが与えられる。

しかし、カッティング・ホースの熟練した乗り手は、正しい乗り方をするだけで、「馬の動きに置くえっることなく」馬に多くの助力を与えることができるのである。

彼らはまた、対象となる牛の目に視線を固定させることによって、馬を助けることができる。

というのは、馬は乗り手のバランスの変化を感じ取るからである。(馬は優れた感覚の持ち主であることを忘れてはいけない。)

カッティング・ホースは馬のトレーニング技術におけるオペラント条件付けの最も生き生きした例だが、どんな場合にも、同じ原則が存在する。障害競走馬の馬、馬場馬術用の馬、そして競走馬であっても、強化信号に反応するよう条件づけなくてはならないのである。乗り手を振り落とそうとするロデオの馬(フェラーリ)の場合も、条件付けが行われている。優秀なロデオの馬の多くが高齢なのが、その理由である。高齢で経験豊かなはね馬は、乗り手が騎乗する発走地点ではおとなしくしている。しかし、ゲートが開くと、馬はゲートが開くという刺激と、馬具や鞍、脇腹の革紐にかかる圧力に反応し、乗り手を振り落とそうとするのである。しかし、一般的に笛あるいはホーンが鳴ると、その激しい動きを止める。ロデオ馬の大半の行動は予想可能である。その行動は、乗り手を振り落とすという満足感で強化される。

残念なことに、馬の中では確立される条件反射の多くは好ましくないものである(それは、馬にとってではなく、人間にとって好ましくないものである)。馬の好ましくない条件反射とは、例えば給餌の時間に前がきをする事、飛び跳ねること、後ろ足で立ち上がること、腹帯の装着に抵抗すること、机上の際に動くこと、頭あるいは耳に触れるのを嫌がること、「尾に対する過敏性」、鞍を付けたときに後ろ足で立ち上がること、逃走すること、臆病、晩走すること、鞍を付けたときに飛び跳ねること、蹴ること、途中で草を食べる事などである。

今後の記事に、そのような好ましくない行動の修正と予防について説明する予定である。

今回はここまで

次回「好ましくない行動を迅速に改善する技術」

絶対に見てくれよな(^_-)-☆

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