馬の心を制御する方法#15馬の心を読む方法

こんにちは、早くかがさんに乗艦したいSazamiです。(4~5年先じゃないと無理)

この記事は「馬の心を制御する方法(1997/10/6~11)」の資料をもとに作成しています。

基本的に原文のままですが、若干茶番が入ります。ご了承ください。

今回は、馬の心を読む方法です。

ではいってみましょ(/・ω・)/

この記事はロバート・Mミラー博士の記事である。

ミラー博士は、国際的に知られている馬の行動についての専門家であり、「生まれたばかりの仔馬の刷り込みトレーニング」を始めとする書籍および論文の著者である

馬の心を読む方法

馬の特有な10の行動特性

 

馬に特有の行動特性を説明し、それを他の動物と比較するとき、私は「他の動物」という言葉を使用する。ほかの動物とは、アメリカの獣医が取り扱う一般的な家畜(牛、豚、羊、山羊、犬、猫)を意味している。もちろん、あまり一般的ではない家畜も存在する。例えば水牛、ラマ、ヒトコブラクダなどである。

それらの動物の一部は、馬と同じ行動特性を持っている。例えばトナカイという家畜は、馬と同様に逃走する動物である。しかし、私が馬は闘争本能を持っている唯一の一般的な家畜であるというときは、『アメリカでは』という意味である。しかし、すべての家畜は、野生の状態から人為的に選別されて誕生したが、自然の生息地において、生き残ることを可能にした遺伝的かつ固定的な特性の大部分を保持しているのである。それらの特性には、解剖的特性、生理学的特性、行動学的特性が含まれており、かつ、それらは密接な関係性を持っている。

 

1、馬は野生の状態においては、主に逃走によって身を守る唯一の一般的な家畜である。

馬の自然の生息地は、―プレーリーあるいはステップ(大草原不可避)である。その自然における主な敵は、大型の肉食動物、とりわけイヌ科とネコ科の動物(ライオンキングやおおかみとひつじ)である。

馬は解剖学的にも生理学的にも行動学的にも、スプリンタートレノ(短距離走者)である。

その敵と生息地を考えると、馬が生き残る最良の方法は、恐ろしい刺激から直接的に遠ざかることである。馬をもっとよく理解するためには、馬の自然の闘争本能を理解しなければならない。

 

2、馬は一般的な家畜の中で、最も知覚の鋭い動物である。

非捕食動物が生き残るためには、捕食動物より知覚が鋭くなくてはならない。人間は、捕食動物の一種である。経験不足のホースマンは、馬の極めて優れた知覚をよく知らないことが多い。馬には、人間が気が付かない、極めて僅かな感覚的刺激を発見する神秘的な能力が備わっているのである。

だが、人間は一般的にその逃走反応を『愚かな反応』と解釈してしまうことが多い(筆者もそうとしか見ていない)馬は、信じられないほど、周囲の状況を理解している。従って、人々は時として馬の反応を「心理的なもの」「第六感に基づくもの」と考えてしまいがちである。

しかし、そのような意見を導き出す馬の反応は、実は我々が持っているのと同じ五感による反応なのである。人間が理解しにくいのは、馬の五感のほうが人間より優れていること、また五感に対する刺激が素早い逃走反応を引き起こすことである。

 

3、馬は、一般的な家畜の中では、反応時間が最も早い。

被捕食動物は、捕食動物より反応時間が短くなければ食べられてしまうのである。馬は大型な動物なので、その反応時間を人間が理解するのは難しい。逃走するだけでは十分ではない。生き残るためには、素早くとうそうしなければならないのである。

 

4、馬は、他の動物と比べて恐ろしい刺激に対する感受性を早く低減することができる。

それには2つの方法(馴化と段階的な感受性の低減)があるが、それについてはこのシリーズの後の部分で説明する。

逃走本能をもつ動物は、なぜ、恐ろしい、しかし無害の刺激に対する感受性を迅速に低減させるのだろうか。それは、そうでなかったら、馬は常に走っていなくてはならず、餌を食べ、水を飲み、休憩し、夜の営みを持てなくなってしまうからである。従って、自然の状態の馬は基本的に恐ろしくても害のない刺激を気にしないでいることを学ばなくてはならないのである。

 

5、馬の記憶には誤りがない。馬は何事も決して忘れないのである。

だが、幸いなことに馬は、人を許す能力を持っている。それがなければ、プロの馬の調教師の大半は、生計を立てることができなくなるだろう。馬は、不適切で非人道的なトレーニング方法を受け入れることができ、事実、受け入れてきているのである。大半の馬は、何とかして満足できる成績を残すようになる。だが、比較的新しい科学分野である行動生物学の情報によれば、伝統的なトレーニングのほとんどは非効率的であり、煩わしいものである。

ロバと、ロバと馬の雑種であるラバは、馬と同様の優れた記憶力を持っているが、馬と異なり、人間を許すことはない。従って、ロバとラバは、馬に比べて調教が難しいのである。ラバの優れた調教師は、すべて馬を調教することができる。だが、その反対は常に可能とはならない。古い格言である。「ラバは馬を調教するように調教しなくてはならない」の中には真実がある。このシリーズの後半では、馬の行動とロバ(ラバ)の行動の相違点を説明する。

 

6、馬は、生活の中で経験したすべてを、次のように分類している。
A)恐くないもの、従って無視すべきもの
B)恐ろしいもの、従って逃走すべきもの。

馬の記憶力に基づいて使い分けられる上記2種の行動は、野生においては極めて役に立つが、家畜の状況においては、時として問題を起こす。

馬が害のない刺激(電気バリカン、プラスチックの破片、猫、旭日旗、軍艦、チュパカブラなど)を逃走すべきと判断したとすれば、馬を取り扱わなくてはならない人々にとっては大きな問題となる。つまり、馬の経験は、特に若い馬の場合は、永続的な反応として固定化されてしまう。馬の取り扱い者としては、馬に悪い経験をさせない責任が生じることになる。というのは、馬h、それを回避すべき経験として永遠に覚えてしまうからである。そうなると、装蹄師や医師にとっては特に厄介な問題が発生する。彼らがすることはすべて馬に恐怖を与えると同時に作業の中には痛みを伴うものもあるからである。

従って感受性を低減し、装蹄、口や肛門へアナルビーズ器具を挿入することを含む獣医の検査、歯科医療、口あるいは目への投薬を含む医療手続きなどを馬に受け入れさせるのは、オーナーの責任になる。

オーナーがそれをどのように達成できるかについては、このシリーズの後の記事の主題となる。

 

7、馬は、すべての家畜の中で最も容易に支配できる動物である。

それは、馬は群れの動物で、社会的序列に従っているからである。また、馬は逃走する動物で、野生においていつ、どこを走るか知るために、リーダーを必要すると共に、リーダーを即座に受け入れるからである。例え、本体的に支配的な性質の動物(群れで生活する動物の中では、例外的な存在である)であっても、支配することが可能である。それも、その方法は人間にとっても自然なものではない。人間は教えられなくてはならないのである。

 

8、馬は、支配を発揮し、仲間の動きを抑制してヒエラルキーを決定する唯一の動物である。

逃走の能力が生死を決定する動物においては、居場所の決定がリーダーシップのカギとなることは、理解できるところである。優位な馬は、群れの劣位のメンバーに対して威嚇的な行動を示す。劣位の馬は、その場所を譲ることによって支配的なリーダーの役割を再確認する。

動きの抑制は、すべての馬のトレーニング過程において基本となる。馬は以下の場合に人間の支配を受け入れる。

A)馬が動きたくないときに、人間が動かすとき
B)それとは逆に、人間が動きを禁止するとき。特に全力疾走あるいは盲目的な逃走を禁止するとき。

従って、人は、丸馬場、リング、調馬索用の手綱、ドライビング・レイン、足枷、頭と首を横方向へ曲げること、後躯の横方向への移動、未調教の馬を経験のある馬に近づけること、未調教の馬を経験のある馬の隣に置くこと、などを行ったりするのである。それらの技術すべては、頭を上げること、鼻を伸ばすこと、前方に全速力で駆け出す姿勢を取ること等を禁止するものであり、馬に対して心理的な影響を与える。その影響については、後に詳しく解説する。

 

9、動物はそれぞれの動物が本能的に理解するボディ・ランゲージによって、従属あるいは服従の信号を送る。

しかし、人間は動物のボディ・ランゲージによって、従属あるいは服従の信号を送る。

しかし人間は、動物のボディ・ランゲージが何を意味するのかを、経験あるいは教育によって学習しなければいけない。後に説明する通り、馬のボディ・ランゲージ(信号)は馬独特の物だが、馬の取り扱い者は、担当する馬のボディ・ランゲージを読み取ることを学ばなくてはならない。

 

10、馬は早生の動物である。一般的に、被捕食動物の子供は早生である。

例えば、卵から孵ったばかりのヒヨコ、子ガモ、ガチョウの子、ウズラ、ライチョウ、そして生まれたばかりの小シカ、子ウシ、子ヤギ、子チュパカブラ、仔馬はすでに神経学的には、すでに成熟している。それとは異なり、子猫、子熊、子犬、子人間などの肉食動物の幼獣は生まれたときは無力な状態である。早生の動物は、危険を即座に察知してそれから逃れる能力を持つ必要がある。

それらの動物の刷り込み期間は、分娩後から始まる。そのとき、目の前で動くもの(自然界では一般的に親である)を見て記憶し、その後を追うと共に、尊敬するようになるのである。その本能があるから、仔馬は母親および群れに留まることができるのである。仔馬では、迅速な刷り込みが行われる。刷り込み期間が遅い動物では、刷り込みはもっと遅い時期に発生する。(例えば、子犬の場合は生後6~7週間後である。)

いわゆる臨海学習期と呼ばれる期間は、馬の場合は生まれた直後から始まる。この期間内には、急速に学習することが可能で、学習された事項は生涯にわたって記憶される。従って馬を調教する最良の時期は分娩直後なのである。そのことについては、後に詳しく解説する予定である。というのは、人間が正しい方法を認識していれば、数時間で馬の態度、気質、反応を形成できるからである。

今回はここまで

次回『馬の行動を迅速に改善する4つの方法』

絶対に見てくれよな(´・ω・`)

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